少ない導入費用・運用費用で高い冷却効果を実現

屋根にスプリンクラーを取り付け、気化熱を利用して室温を調整する全自動散水冷却装置「屋根クール」の導入費用・運用コストについてご説明します。屋根クールは、工場で作業するスタッフの負担を減らしたという弊社社長の想いから生まれました。そして試行錯誤の末、散水日時の設定や4つの散水パターンなどでさらなる低コスト化が実現されたのです。
屋根クール 7つのメリット
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![]() 屋根クールは遮熱シートに比べて約1/2、奢熱シートに比べて1/3という低コストで導入可能です。遮熱塗料・遮熱シート・緑化パレットは、効果を得るために屋根全面に施行する必要がありますが、屋根の面積が1,000m2以下なら4機のスプリンクラーで冷却できます。すぐに導入できるように弊社では、スプリンクラー4機・制御ボックス1台・タンク2個、そのほか配管やセンサー類をまとめた標準セットをご用意しています。 |
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![]() 工場・倉庫・畜舎の屋根に遮熱塗料を施工する場合、1週間ほどの期間が必要でした。雨が降れば作業ができず、さらに延長になるケースもあります。そして設置期間が長くなれば、工賃もかさんでしまいます。しかし、屋根クールはシンプルな構成にすることで設置期間を短縮。一般的な工場・倉庫・畜舎であれば1日で施工が行えるため、設置費用を安く抑えることができます。 |
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![]() 遮熱塗料・遮熱シート・緑化パレットなどの設置は、一般的に工場の作業をストップする必要があり、業務にロスが発生することが難点でした。しかし、屋根クールは簡単取り付けなので操業中に設置が可能です。 |
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![]() 休業日に散水をストップすることのできる「散水日時・散水時間設定」や温度・雨センサーで自動的に散水パターンを最適化する「自動調整機能」などにより、冷却効率を下げることなく電気代・水道代を削減。真夏の工場・倉庫・畜舎の暑さを緩和することができます。 |
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![]() 一般的な遮熱塗料は、経年劣化によって効果が低下してしまいます。そのため、定期的な清掃に加え、塗り直しが必要不可欠です。そのサイクルは7年前後で、そのたびに大きな施工費用が発生します。弊社の屋根クールは耐用年数10年以上なので、大幅な修繕作業は不要です。また、スプリンクラー1本から交換できるので、修理やメンテナンス費用を最小限に抑えることができます。 |
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![]() 屋根クールは建物に穴をあけることなく取り付けができるので賃貸物件にもおすすめです。取り付け同様、1日で簡単に取り外すことができます。賃貸物件の場合は、退去時に原状復帰する必要があり、穴などをあけてしまうと追加料金が発生するケースもありますので、撤去費用の削減にもつながります。 |
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![]() エアコンを導入している工場・倉庫などの場合には、エアコンの電気代節約にも効果的です。実験における2008年8月と9月の電気代換算値(埼玉県川口市の株式会社カーネル本社工場での実験データ/鉄骨構造/平屋建約500m2/折板屋根(銅板)/エアコン設定温度28度)をご覧ください。 |

トータルコストで考えるとお得です"
屋根クールは全自動散水システムにより、電気と水の使用量を最小限に抑え、非常にエコな仕様になっています。水を散水するというシンプルなシステムなので、トラブルも少なく、なおかつ年月が経過しても冷却効果が下がることはありません。また、耐用年数10年以上というロングライフも特徴のひとつ。
遮熱塗料・遮熱シート・緑化パレットなどは、施工してしまえば運用費は不要ですが、導入費用が高く、なおかつ経年劣化で効果が薄れるという欠点があります。例えば断熱塗料の場合、太陽光を反射して熱から建物をガードしますが、経年劣化で汚れてくると断熱効果が下がってしまうのです。そのため7年前後での塗り替えが必要。そういった運用コストや効果の持続性まで考えると、屋根クールはトータルコストでも非常に優れています。