一般的に私たちは夏の暑い時季に仕事への意欲やパフ ォーマンスが低下すると感じることがありますが、屋根裏スペースが無い工場・倉庫の暑さは一般環境下では想像もできない程の高温になります。
高温環境下で労働者の作業パフォーマンスが低下する事による作業効率の悪化は経営上も無視できません。また、それ以上に事故やエラーの原因となる危険性があり、熱中症による死亡も毎年発生しています。
頭上からの熱波と室温の関係
屋根がフライパンのように熱くなっていると想像してみてください。頭上から熱波が降り注ぎ、エアコンでいくら空気を冷やしても暑さは決して解消されないのがおわかりいただけるかと思います。このように室温コントロールだけでは労働者の環境は改善できないのです。


工場の熱中症対策と
熱中症警戒アラート
環境省と気象庁は、熱中症予防対策に資する効果的な情報発信として、令和3年4月下旬から全国を対象に、「熱中症警戒アラート」の運用を開始ししました。熱中症リスクの極めて高い気象条件が予測された場合に、「暑さ指数」を用いて、値が33以上と予測された場合、気象庁の府県予報区等を単位として発表。昨今の記録的暑さにより、益々労働環境の改善が求められています。
屋根クールで職場環境改善
作業効率アップを
真夏の工場や倉庫で空調設備がない場合、屋内の最高気温は40 ~ 45℃になり、労働者は常に熱中症発生のリスクに晒されています。暑さの主な原因は直射日光を受けて70℃近くまで上がる屋根にあります。特に工場の屋根は二重になっていないので、直接屋内とつながっています。そのため、屋根に蓄積された熱がそのまま屋内に溜まってしまうのです。また工場内は、天井も高いことから空調が効きづらいため、どんどん高温になってしまいます。屋根クールは空調に頼らず、直接屋根を冷やす事で屋根から伝わる熱波をやわらげ、労働者のストレスを大幅に改善します。